乳酸菌で腸の機能向上

乳酸菌を体内に取り入れることで、腸の様々な機能を高めることができます。

人の腸内には100兆~1000兆個もの菌類が生息していて、腸内フローラ(腸内細菌叢)が成立しています。
細菌は善玉菌と悪玉菌、日和見菌に分けることができ、この内で人の体にプラスの働きをするものが善玉菌に数えられます。
乳酸菌は善玉菌の仲間です。
代謝した糖の代謝物として、大量の乳酸を生成するため「乳酸菌」とよばれます。
人の腸にはこの乳酸が非常に重要です。
乳酸は腸を刺激して動きを促進させたり、別の酸性成分と協力して、腸内を弱酸性にする能力があります。
弱酸性が保たれている腸は健康とされ、動きが活発で、腸機能の向上も期待できるのです。

排泄機能

腸機能が弱まっていると、便が中々移動せず腸内に留まるため、便秘になってしまいます。
滞留時間の長い便はどんどん水分を吸い上げられて硬化し、さらに排出しにくくなる…という悪循環に陥ります。
しかし腸の動きが活発であれば、排便を促す蠕動運動が頻繁に行われるので便秘になりにくいです。
また便の水分調整が適切に行われるようにもなります。
排出しやすい柔らかさのある便になる他、下痢や軟便といった「水分の多すぎる」便の改善にも繋がります。

免疫機能

腸には多くの免疫細胞があります。
体中の免疫細胞の内、60%から70%が集中しているのです。
小腸には絨毛という機関が無数にあり、この絨毛が未発達な部分に「パイエル板」が形成されています。
パイエル板こそが腸の免疫機能の正体です。
パイエル板は腸の内容物を監査し、ウィルスなど有害な生物(物質)を探し出します。
そして白血球に働きかけ、排除や撃退を命令するのです。
乳酸菌は特に、パイエル板の働きを促進するとされています。

アレルギーの緩和

上記の通り、腸には免疫細胞の多くが集められています。
アレルギーは免疫機能の過剰反応が原因と考えられるので、これを抑えることで症状を緩和できるとされています。
アレルゲンが体に入ると、免疫細胞であるヘルパーT細胞が、アレルゲンへの抵抗のための物質を生成します。
そして抵抗物質が多く分泌されすぎると、アレルギー反応が出るのです。
乳酸菌にはこの抵抗物質の生成を抑制する力があるとされています。
乳酸菌によって過剰な抵抗が収まれば、アレルギーも緩和されます。